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双極性障害が迫り来る!知識を身につけ予防しよう

うつ状態が続く症状

看護師

予防と早期発見の重要性

現代社会に生きていると人間は様々なストレスに向き合っています。時には気分が落ち込むこともあり穏やかな時間をなくすこともあります。抑うつという症状は時間が解決してくれるものではありません。双極性障害とは気持ちが非常に興奮した状態と、憂鬱で無気力な状態を交互に繰り返す気分障害の症状です。気持ちが高揚した状態は躁の状態ともいわれ、怒りっぽい気質などがあらわれ周りの人を困らせたりします。一方、無気力な状態はうつ状態と言われ、うつ病と同じような症状が現れます。注意が必要なのはうつ状態の時です。悲壮感がでて、躁状態の時の自分に対する反省や嫌悪感も加わりますますつらさが増加して自分を攻撃してしまいます。双極性障害はうつ病と比べて経験者が少なく、百人に一人の割合と言われています。年代は10代から20代の若い世代に多いのが特徴です。双極性障害とうつ病は、抑うつという共通症状があるので同じ病気と思われがちで診断も難しいのですが、2つの病気は治療薬が異なります。双極性障害であるのにうつ病の治療を行っていると、効果が上がらず薬も合わないので、病状がより悪化する恐れがあります。原因となる病名にとって治療法は異なるので病状をしっかり見極められる主治医をみつけることが重要なのです。

正しい理解とケア

双極性障害の原因は現代ではまだはっきりと解明されていません。かつては心因性やストレスが原因と言われていましたが、環境やストレスによる心の病気ではなく、遺伝子レベルや生物学的側面が影響していると考えられています。双極性障害での治療はリチウムなどの気分安定薬が用いられます。これはうつ病の時に使われる精神安定薬とは異なるので注意が必要です。ただそれだけでは不十分なことも多く、精神療法とカウンセリングなどを組み合わせて対応するケースもあります。初期の気分障害なら数週間の投薬治療で経過を見ますが、軽いそううつ状態が2年以上続く場合、入院が必要です。ストレスや不安な気分を解消するには周囲のサポートと環境改善、睡眠不足には睡眠導入剤と休息が必要です。また悲観的な思考には脳機能の回復として行動療法といったカウンセリングも必要です。注意すべきなのは双極性障害では再発する確率がうつ病よりも高く慢性化するケースが多い点です。うつ病の再発率は約半数ですが、双極性障害の場合90%です。このためより症状の経過上に注意した治療と周囲の人のサポートが必要です。単純に休んで薬を飲むだけでは中々治りにくいので、認知行動療法を用いてケアしていく必要があります。